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自尊教育の心理学:家庭で学校で育てる自尊感情(セルフ・エスティーム)

学校で“自尊感情”は教えられるのか:ココログニュースでも自尊教育が話題になっています。

報道によれば、東京都教育委員会が、試験的に小学校1校で“自尊教育”を実施することを決めました。日本の子どもの自尊心、自尊感情(セルフエスティーム)が低いことは以前から言われてきたことですし、どの学校でも子どもへの教育の一環として自尊感情を高めること:自尊教育はしていると思いますが、今回は明確に意図的な教育として、自尊教育を試みようというわけです。


自尊感情とは
(self-esteem:セルフ・エスティーム)

自尊感情とは自分自身を価値ある者だと感じる感覚です。

自尊感情の高低は、その人の考えや行動を左右します。高い自尊感情を持っている人は、何事に対しても積極的に取り組み、豊かな体験を積み重ねていく中で、さらに自信がつき、自分を受け入れ、他者をも受け入れていくことができるようになります。

日本語で「自尊心が高い」というと、あまりよい意味で使われないこともありますが、心理学的にいう「高い自尊感情」は、人が社会に適応して幸せに生きていくために必要なこととと言えるでしょう。

自尊感情が高い人は、決して威張る人という意味ではなく、自分の欠点を認めつつも自分を受け入れ、人に対しても優しく、そして前向きに生きている人です。

極端に自尊感情が低い人は、人間関係を避けたり、チャレンジ精神が発揮できなくなっったり、あるいは簡単に言えば、いじけたり、やかいになったりする行動がでてきます。凶悪犯罪者の中日にも、表面的には乱暴に威張っていても、実は自尊感情が極端に低い一人々がいます。


自尊教育:自尊感情を育てるには

この自尊感情を育てる自尊教育のためには、まず親から無条件に愛されていることが必要ですが、
自尊感情には、次の4つの柱があると言われています。

自尊感情の4要素
自尊教育の目標

1周囲から愛され包まれている「包み込まれ感覚」

2友達と話が通じるという「社交性感覚」

3自分は頑張ることができる人間だという「勤勉性感覚」

4自分のことが好きだという「自己受容感覚」です。


学校教育を通して、どんな子どもの自尊感情も魔法のように高めることなどはできないでしょうが、「自尊感情をたかめる」、つまり上に書いた4つの柱の感覚を持たせるように様々な工夫をしていく自尊教育はできるでしょう。

そして、どのような学校が子どもの自尊感情を高めるのかという問題に、これから実験的に取り組んでいこうとしているのです。

学力を高めることも大切です。でも、もっと大切なのは、みんなと一緒により良く生きていこうとすること(自尊教育)なのですから。


自尊教育、自尊感情に関する本
『教育心理学の最先端―自尊感情の育成と学校生活の充実』
『学校はドラマがいっぱい―育てよう自尊感情』
『親から子へ幸せの贈りもの―自尊感情を伸ばす5つの原則』

リンク

子どもの自尊感情をはぐくむ 学校についての一考察

心理学総合案内こころの散歩道:自分を知り人を知り人間関係を良くしよう

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